こんにちは!
株式会社アスカフューネラルサプライ 取締役の西です。
多くの人が新たなスタートを切るこの季節、僕自身も毎年初心にかえる気持ちになります。
そして、今まさに「社会人1年目」として新しい世界に飛び込んだあなたに、
何か少しでも伝えられることがあれば…そんな想いでこのブログを書きました。
社会に出てみると、学生の頃にはなかった”伝わらなさ”を感じる場面に出会うかもしれません。
「言ったはずなのに伝わっていない」
「どうしてこんなにズレるんだろう」
だからこそ、今日は「伝える」と「伝わる」の違いをテーマに、お話しようと思います。
少し上司さん向けのような気もしますが、
新社会人さんも、この内容を知り、コミュニケーション力をUPさせていきましょう。
知識としての「正解」ではなく、「あ、これ分かるかも…」と感じてもらえれば嬉しいです。
言ったのに伝わらない…なぜそんなことが起きる?
「ちゃんと話したのに、全然伝わってなかった…」
これって日常のあるあるなんですよね。新人さんに限った話だけではありません。
実は私も、初めのころは「何を言いたいんか全然わからん」ってストレートに言われて、
「なんでー!?」ってなってました 笑
でも、そのあと冷静に振り返ってみると、原因は“説明不足”じゃなかったんです。
伝える側(私)としては「話した」という事実に安心してるんですが、
相手がそれをどう受け取ったかまでは見れていませんでした。
つまり、「自分視点だけで完結してた」ってことなんです。これが“伝わらない”の根本原因。
「伝える」っていうのは、
ただ言葉を発すること。
でも「伝わる」ということは、
「相手が理解し、共感し、動ける状態になった」という結果だったのです。
その状態を作り出すことが重要。
これは立場やキャリアは関係ありません。双方が意識すべきことです。
「伝わった」って、どう判断するのが正解?
実際に“伝わったかどうか”ってどう判断したらいいと思いますか?
私が意識しているのは、相手の反応を見ること。
表情、相づち、質問の返し方 - それらを観察して「あ、伝わったな」と確信できる瞬間があります。
ただ、ここで難しいのは、
「伝わってないのに、伝わったように振る舞う人」が意外と多いということです。
これ、相手の悪意とかじゃなくて、人間の心理的なクセなんです。
たとえば
● 周囲に合わせようとして「分かったフリ」をしてしまう
● 情報量が多かったり難しいと、思考を止めて「はい、わかりました」で終わらせてしまう
● 「分かりません」と言うのが恥ずかしい、失礼かもしれないと思って黙る
● 目上の人に対して「分かりません」と言えない心理
● 「はい、わかりました」が口ぐせになっていて、実は内容は理解していない
こういう反応が日常的にあるからこそ、「伝えた」と「伝わった」は全然違うということを、
私たち発信側がちゃんと意識しないといけないですね。
では、どうやって“伝わったか”を確かめればいいのか?
私が実践している工夫がいくつかあります。
1. 言い換えてもらうこと
「ではそれらをまとめてもらうと、つまりどういうことやろう?」と聞いてみる。
相手が会話内容を再構成できているかを見ることで、理解の深さが確認できます。
2. 質問を受ける余白を作ること
ただ「分からんかったら聞いてね」って言うだけじゃダメなんです。
「ここ、分かりにくいって思う人多いので、遠慮せんと何でも聞いてくださいね」と伝えると、
“聞いていいんだ空気”が生まれます。これはすごく大事です。
3. さりげなく確認すること
「じゃあ、これはどういう意味になるんでしょうか?」って軽く問いかけてみる。
あくまで軽く。詰めるような目力や声のトーンはNG。
そして、あり得ないですが馬鹿にするような態度は当たり前にNG。
あくまで会話の一部として。さらっと聞く事により心理的ハードルも下がります。
「伝える」って、やっぱり相手ありきの行為なんですよね。
だからこそ、ちゃんと受け取ってもらえているかを、自分から丁寧に確認していく。
それが“伝わる力”だと思います。
この感覚を早めに持てた人ほど、成長スピードが速い気がしています!
伝えるから伝わるへの転換
社会人として成長していく中で、「伝える」から「伝わる」への転換は非常に重要です。
自分の言葉や考えが相手にきちんと届いているかを常に意識し、確認する姿勢が大切なのです。
新社会人の皆さんには、ぜひこの違いを意識して日々のコミュニケーションに取り組んでほしいと思います。
初めは難しく感じるかもしれませんが、少しずつ実践していくことで、確実にコミュニケーション力は向上していきます。
最後に、失敗を恐れず、常に学び続ける姿勢を持ち続けることが、社会人としての成長の鍵だと信じています。
皆さんの活躍を心から応援しています!